昨年の話しですが、中部ゴルフ連盟インタークラブ選手権が行われました。

中部アマチュア選手権ミッドアマチュア選手権が個人戦なのに対して、インタークラブ選手権は団体戦です。各ゴルフ場、倶楽部の代表選手によるチーム戦ですが代表6人のスコアのうち、上位5名の合計スコアで競います。

個人戦は当然ながら自分のスコアによって予選落ち/通過/順位が決まります。なんか調子が悪い、アンラッキーなどによってスコアを崩してしまうとなんかモチベーションが下がり、中には投げやりになってしまう人もいると思います。それによって影響を受けるのは自分自身、本人のみなのですからそれはそれでOKです。目標/目的を変えたりしてスコアよりも様々な経験を得ることに主眼を置いても良いと思います。

一方、団体戦は自分本位に目標を変えることは(一般的に)許されません。例え調子が悪くても、アンラッキーがあってもチームのために一打でも少ないスコアで上がらなければいけません。もちろん、そういったマインド、行動は自分への非常に良い経験になりますが、チームとしての結果のためにとにかくどんな手を使ってでも一打でも良いスコアでプレイを続けるわけです。

個人戦でもそういうことはありますが、上がってみたら『あの時の一打が・・・』なんてことはしょっちゅうですが、団体戦では尚の事そうです。あと数打で予選通過だった、なんてことになると悔やんでも悔やみきれませんし、チームの方に申し訳ない気持ちで一杯になるでしょう。

試合前はチームの事なんて気にせず、自分に対して精一杯やれば良いよ、なんて励まされますが、いざ終わってみると・・・(笑)。

しかし、個人の経験、成長、という面でどちらの経験が自身の身になるでしょう?団体戦のような気がしませんか?チームに選ばれるだけでも大変ですし、選ばれたらチームとしての結果のために自分の能力100%、もしくはそれ以上を出し切らなくてはなりません。そのためのプレッシャー、緊張感たるや・・・。

野球やサッカー、会社の組織での団体戦、団体行動はチームのみんなで助け合ったりすることが美徳であり、チームとして1+1が2どころか3にも4にもなるのが団体戦の良いところです。ただ、ゴルフの団体戦は個人戦の延長なので自分の”1”の力を完全に出し切るか、ゾーンに入ってそれ以上の能力を自分自身で出せるか、がキモです。甘えは許されません。

私は昔、選ばれたことがありますが、それは選出された選手が辞退したため、回ってきました。チームとしてもそれほど上位を目指していたわけではなかったのでそこまでの緊張感はありませんでした。また、元々自分の実力分かっていて選出したんでしょ?なんて開き直ってもいました(笑)。

今の私の所属コースでは代表選出も1年掛けてクラブ競技の結果から選出されます。チームとしても岐阜県の予選で数打差で・・・、というところまで行っており、チームとしても非常にモチベーションが高いです。毎年代表に選出される選手たちは元々上手ですが、ますます人間的にもゴルフの腕前的にも成長されていっています。それが羨ましいですね。自分も選出されるように努力を続けていきたいと思います。それが自分を成長させることに繋がる、と思っています。

会社の組織での団体戦は各自の役割が決まっていて自分のやることをしっかりやり切ればそれなりに結果が出ます。自分の結果が出なかったとしても誰かしらリカバリーできますし、自分が病気、ケガなどで仕事ができなくても代わりにやってくれる人がいます。逆に自分が他の人の代わりにやったりすることもあります。だから甘い、ということは全くありませんが、準備や取り組みは一生懸命やって結果はお任せ(コントロール出来ない)、でも良いですね。また、経営者、管理職の人はチームとして、各自の結果をまとめると会社として結果が出る様に段取りにしっかり頭を使いたいですね。

何せ、自分の成長に繋がることが一番重要です。

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