組織のリーダー、について。
組織といっても色々あります。
会社の組織。所謂営利団体ですね。その組織の結束にはそこに属することで収入を得たり、など何となく利害関係、損得関係があったりします。
そうでない組織もありますよね。個人へ直接的な利益はなくとも組織の中で学ぶ場になったり。メンバーはむしろ参加費のようなものを払って参加したりします。
それぞれのタイプの組織をまとめるリーダーはそのまとめ方が全く違うと思います。メンバーの忠誠度が全く違うからです。
会社の組織
会社が社員に給与や福利厚生などの利益を与えて社員は仕事で返す、というものです。社員は給与を得るためにある程度我慢しながら属していることがあるのかもしれません。
リーダー、組織長は上下関係を使ってメンバーを活用していくことが多いです。上司と部下、雇用者と被雇用者など経営者/管理者と組合員、のように会社、組織が与えるモノをあてにメンバーが集まる、存続する、というものです。そのモノとそこに属する価値の比較になりますね。
なのでメンバーの考えをまとめる、というよりも指示を出す能力がリーダーには求められるのかもしれません。組織によっては調整型のリーダー像が求められることもあります。どちらの方が結果が出るのか・・・。
もちろん、組織によってどんどん成長していく組織があればどんどん社員が抜けていく組織もあります。最近は社員が我慢することもかなり少なくなってきていますね。そこが最近の組織の課題なのかもしれません。
人が入れ替わっても良いように手順やマニュアル化する組織もあるし、組織を気に入ってもらえるように働きやすい環境、組織開発に力を入れる組織など。
どちらが正解か、というのはないと思います。自己組織の特性をしっかり理解して適正な方法を探っていかなくてはならないですね。
そうでない組織
そうでない組織?すみません、上手く表現が思いつきません。地元の商工会、法人会、自治会、ゴルフ場の研修会ですかね。メンバーは参加費を払って参加しているので合わないと思えば容易に脱退してしまいます。
リーダーは持ち回りで回ってくるんでしょうが、そういった中で組織を継続、拡大していかなければならないのでメンバーに気を使いながらの運営になるのかもしれません。
そもそも組織を立ち上げた人や設立時のメンバーと後から誘われて入会した人では大きくパッションや価値観が異なります。組織の意義に共感している人が残っていくので、やみくもに人を入会してもなかなか増えませんね。
リーダーが指示を出したりマニュアルを示したりしてもそれに共感できなければ続きません。いきなり共感させることは出来なくても徐々に、ということであればしっかり意見を聞いて調整するリーダーの方が拡大には向いているのかもしれません。
定着の良い組織、退会者の多い組織
まぁ、私自身も入会してはみるものの、合わなくて退会、ということが過去何度かありました。それは大抵人間関係ですね。メンバーの中になんか合わない人がいるとその人を避けるために退会、のような感じで・・・。
会社の組織に比べると退会する可能性が高いのかもしれません。
むしろ人の定着の良い組織は何かしら特徴があると思います。ただ、定着が良いだけの仲良しグループでは組織は成長していきません。私の所感ですが、その辺りもちょっと触れてみたいですね。
ちょっと長くなったのでそれについてはまたの機会に・・・。
考え、意見をまとめる
引率型のリーダーと調整型の調整型のリーダー、どちらが良いのかはその組織の特徴、求める結果、成長ラインによって異なるでしょう。ただ、これをハイレベルで両立できる人がリーダをしている組織は人離れも少なく結果を出せて、更に次世代のリーダーを育成出来ています(つまり、持続性のある組織)。
自分がどちらのタイプかをよく理解して、逆のタイプに敢えて挑戦してみると色々と新しい発見があります。自分の考えや個性はありますが、どうせなら良い組織の良いリーダーになりたくないですか?
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