今回は『刃を研ぐ』シリーズ(?)の実践編です。

刃を研ぐ』とはスティーブン・R・コビー氏の著書、『7つの習慣』で第7の習慣として紹介されているものです。そこには『刃を研ぐ』とは『自分の人生に対して出来る最大の投資である』とあります。人生で挑戦したり何かに貢献しようとした時に使える道具は自分自身しかありません。その自分という道具に投資することが『刃を研ぐ』習慣である、とも述べられています。つまり、あなた、という人間を作っている4つの側面である、身体精神知性社会・情緒の刃を研ぐ習慣です。分かってはいるけどなかなか・・・、と思っている人も多いのではないでしょうか?

 

私の解釈は、

身体」の刃を研ぐ(体)

身体を動かして老化、劣化を防ぐ、もしくはパフォーマンスを上げる。身体に良いものを摂取し、コンディションを整える、もしくは筋肥大を促す。良い環境でしっかり睡眠を取り、回復する。など。健康のため、とはいえ、これを実践している人は多いかと思います。

 

精神」の刃を研ぐ(心)

価値観を磨く。自分なりの哲学を確立する、などですかね。一方、自分の経験からですが、上の「身体」の刃を研ぐプロセスを徹底的に行うと精神が磨かれることもあります。自分に自信が付くということでしょうか。昔読んだ漫画でイジメられっ子が父親に相談したところ、ナイフを渡された。イジメられた時にナイフは絶対に使うな。その代わり命のやり取りになったら絶対に勝てるんだ、と思え、というシーンがありました。これも一つ、自分の気持ちを強くする方法かもしれません。

知性」の刃を研ぐ(技)

そのままですね。知識を得る。その知識を使うためのスキルを磨く、などがそれにあたると思います。一般的にここに投資する人は多いと思います。資格や認定を取る。ゴルフや英会話のレッスンに通う、などですね。

社会・情緒』の刃を研ぐ

なんこっちゃ?と思いませんか?私の解釈は人脈、人脈を作るための社会性を磨く、になります。企業などで同じ組織にいると同じような考え方、価値観を持った人と触れ合うことがほとんどです。今の自分の殻を破って行動するとそれまでとは全然違うタイプの人と接することが出来る様になります。それが結果的に自分の価値観に刺激を与えることになったり、ちょっとした商売のきっかけになったりすると思います。ただ、違うタイプの人を認められる、受け入れられる器が自分に無いとどうなるか?想像できますよね。

どうやって『刃を研ぐ』?

どこの『刃を研ぐ』ことをすれば良いか、は人それぞれです。そのためにはしっかりり自分自身を分析し、なりたい姿とのギャップを認識しなければなりません(己を知る)。

また、『刃を研ぐ』ための行動に移すことは出来る人は多いです。それを変化を感じるまで、結果が出るまで続けられる人は意外に多くありません。いわゆる、コーチというのは客観的にその人のモチベーションを高めることを支援します。『刃を研ぐ』プロセスは単調だったり辛かったり、と面白くないモノが多いです。そういった中から自分で設定した目標に向かって邁進出来る、やり切れる人はやはり強いです。ただ、それがやりにくい人でも第三者がいるコトで出来ます。その第三者がどのような関わり方をすれば『刃を研ぐ』プロセスを続けられるのかは人それぞれです。その人にあった関わり方が出来るのが信頼関係の出来上がったコーチです。一般的にコーチングではアドバイスはしません。ただ、状況によってはちょっとしたアドバイスをすることで大きなターニングポイントになるかもしれません。一方、クライアントがそれに依存してしまい成長が止まってしまうこともあります。そこを上手く見極めて対応できるのがプロのコーチです。

話しが逸れましたが、10代、20代のころはちょっとしたことで成長を感じたと思います。毎日やることなすこと全てが『刃を研ぐ』プロセスでしたね。大人になると簡単に成長、変化はしにくいですね。ただ、難しいことの方がやりがいがあったりします。成功するかどうかは運に左右されることもありますが、成長、変化は続ければ必ず現れます。それを目標、目的にしたいですね。

 

私も過去の経験を踏まえて、現在自分を変えたい、と思っている方をコーチ、メンター、カウンセラーとしてサポートさせていただいています。目標はあるのになかなか変われない、続けられない、という方、是非一緒に取り組んでみませんか。お気軽にお問い合わせください。

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