自分の限界、についてはあちらこちらで良く語られます。

特にメンタル系だと自分の限界を超えて頑張ってしまって、心が病んでしまう・・・。そこまでやるのは良くない。そこまで頑張らなくても良いんだよ、と。でも、頑張った自分でなければ見えない世界がある、限界を超えないと成長はない、ということもあります。

フィジカル系だと限界を超えれば身体が強くなる、という話もあれば、身体を壊してしまう、という話もあります。具体的には筋トレではもう無理だ、というところであと1回、5回頑張ってみる。そうするとそれまでの筋が破壊されて超回復が起こり強い筋肉が出来る。ストレッチ系では限界を超えて伸ばすと筋が切れて(肉離れ)しまうのでギリギリのところ(痛気持ち良いところ)で30秒ほど延ばすのが吉、と。

経営的には材料の高騰で今の価格ではやっていけない、ということもあるでしょうし、事業継続には損益分岐点が限界になると思います。なので経営に関しては限界を超えないことが大事、と言えると思います。逆に損益分岐点という定量的な限界が分かっているからこそできることですね。

限界、というとあまり良い意味でつかわれることはないですね。今回このテーマでブログを書くにあたって、写真サイトで「限界」で検索してみると頭を抱えていたり、悩んでいる写真ばかり出てきます(笑)。『限界』を良い意味で捉えたらどんなイメージになりますか?

どちらにしても大事なのは自分の限界を知る、己を知る、ということでしょう。

たまたま今朝、平尾誠二氏の言葉を見つけたので紹介しておきます。

人間は全力を出すから 力が増える。

10ある力を今日ここで 全部出し切ったら 明日は10.01になる、   そしてまたそこで 全部出し切ったら、 次に日には10.02になる。

逆に10ある力を9しか 出さずに終わったら、次の日には9.99に 目減りする。

少しずつでも限界を超えないと成長はしないし、少しでも限界を超えないと退化する、というニュアンスでしょうけど、自分の限界はどうやって知るのでしょう?超えてみないと分からない、それが自分の限界だと思います。

気が付いたら限界を超えて成長していた、気が付いたらメンタルやられていた、となってしまいます。逆に(成長したいのに)なかなか成長しないな、長期間安定しているな、という時は限界を超えていないのでしょう。

自己革新、自分へ変化を与えてみるには『考え方の変化』が最初なので身体や心を傷つけることはありませんが、そこから行動を起こすと傷つくことがあるでしょう。それ自体も考え方で前向きにとらえて受け入れていく、というスタンスが大事ですね。心、身体を修復不可能なまでに壊してしまってはいけませんが。修復するのも成長への過程です。

成長、変化へは何かしらリスクがあるということかもしれませんが、その良さは成長、変化してみないと分かりません。目標には時間設定も重要ですが、己が分かっていないと無理な目標になって心、身体を壊してしまうかもしれません。逆にすぐに成果が出なくても継続することも大事です。超一流選手の名言では必ずそういう類のことを言われますね。

今日もほんの少しだけ自分の限界を超えて成長しましょう。

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