4月になってゴルフの競技、試合がぞくぞくと始まってきます。
まずはクラブ競技、新陽での月例です。名古屋市内ではサクラは満開ですが、新陽ではまだまだツボミです。翌週か翌々週あたりですかね。朝から雨、風があってしんどい競技になりました。
気温も低く雨具を着ているので身体は動かない、数日前にアプローチの矯正レッスンを受けていたので脳、身体がまだエラーを起こしている感じ。結果的に今年一番やらかしたラウンドになりました…。
さて、同伴者も調子悪かったようです。特にパットは悉く入らず、本人もかなりイライラしていました。後半は自分に言い聞かせるように『絶対にショートはしないぞ!』と口にしてからアドレスに入ってパットします。
結果はショート…。『絶対にショートはしないぞ!』と口にまで出していたのに…。
以前、ブログでも触れたかもしれません。
人間の脳は否定形そのものを認識出来ません。「・・・しない」という否定部を脳が認識できず、いくら口で『絶対にショートはしないぞ!』と言っても、実際に脳は「ショート」しか認識出来ないわけです。ですので、ある意味、脳にとっては有言実行です(笑)。
こんな質問を受けたとします。
「目の前にいる人がトラに変わるところを想像しないでください」
どうですか?
「トラに・・・、変わらんのかい!」
トラをイメージしてしまっていませんか?後から打ち消そうとしても一旦イメージしてしまうとなかなか消えません。
日本語というのは基本的に
主語 + 目的語 + 述語 (これはペンではありません)
の順番です。最後まで聞かないとその文章が肯定文なのか否定文なのかは分かりません。
一方、英語を始め、他の外国語では
主語 + 述語 + 目的語 (This isn’t a pen.)
の順番です。命令文になると
「目の前にいる人がトラに変わるところを想像しないでください」
「Never image the man in front of you to change to tiger」
です。英語でこんな言い方する人はいませんが(笑)。それでも文頭に「Never」が来るので・・・、なんとなく分かりますよね?
また、そもそも日本では禁止することが多いです。管理、という名目で~することを禁止、のようなことがありませんか?
以下、日本語と英語での表現を並べてみます。
- 花壇の中に入るな!:Keep Out
- (災害時)エレベータを使わないでください:Use elevetor in emergency
どうですか?常に英語のように肯定形でモノゴトを捉える様にすると脳に、潜在意識に直接理解しやすい表現になります。日本語だと禁止するような表現が英語では逆になりますよね。
余談ですが、世界の言語でこういった文法表現になるのは日本語と韓国語だけらしいです。本当か嘘か、英語が下手な国民は日本人と韓国人だ、と聞いたことがあります。単語を覚えるだけでなく、文法、構造も覚えなければいけないのですから。そもそも、思考のロジックまで変えなければいけません。一方、中国人は単語を変えるだけでほぼそのまま英語が話せてしまいます。
普段からこういった表現を心掛けてみてはいかがでしょうか?
- 呑み過ぎないように ⇒ 楽しく呑もう
- 事故るなよ ⇒ 安全運転で(気を付けて)
- 遅れるなよ ⇒ 時間に余裕を持って
- OBは打たない! ⇒ フェアウェイに打つ!
否定形を肯定形にするだけで命令文が優しい文章に感じませんか?
言い換えれば人と話す時、部下と話す時に肯定形に話すだけでも与える印象を変えることが出来ます。
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