『守・破・離』という言葉を聞いたことはありますか?
調べてみると、
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しゅ‐は‐り【守破離】
とあります。
守
新入社員時代は右も左も分からないですから、先輩や上司に色々教わります。社会人としての立ち振る舞い、会社の中のルール、仕事の進め方、自分の成長する姿のイメージなどなど。直接教えてもらうだけではなく、先輩や上司の背中を見て真似るとことから始めることもあると思います。
もうほんと、言われるがままにがむしゃらに仕事をしていく中で仕事を覚えたり自分のスタイルが出来上がってきたり、疑問や課題について考えたりします。最近や労務協定などもあってなかなかがむしゃらに仕事をするのは勧められることではないですが、こういう時期がどこかで必要なのかな、と思います。
他の事であれば最初は「型」「基本」などを覚えることでがむしゃらに練習するための土台を身につける時期かと思います。
破
がむしゃらに取り組む中で「こうした方が良いなぁ」などと思うことが多く出てきます。それがルールや規則であれば従わざるを得ませんが、その中で自分なりの色を出していくことは出来ます。ビジネス用語的には同僚(ライバル?)との差別化を図ることもできます。
「型」や「基本」に対して自分に合う、合わないも分かってきます。それに対して自分で自分なりに工夫して自分なりの「型」や「基本」を探し求めていきます。
離
「破」で自分なりに作った形、やり方などを体系化立ててことをしたくなってきませんか。何とか理論、のように(笑)。また、会社では部下、メンバーに伝えていくためには自分なりのやり方を言語化しなければいけませんし、対自分の固有化から一般化しなければいけません。人に伝える難しさを感じることはありますが、これがまた新しいやりがいになりますね。
もしくは、「破」を更に突き詰めて本当の『One and Only』にまで持っていくこともできます。特に個人事業主、アスリートの方達は徹底的にライバルに差をつけることが出来ます。
まとめ
何を始めるにしても最初は基本から、です。所謂「守」。実は大抵の方はここで終わりです。「守」ですら徹底的にやり込んで自分のモノにできる人はいません。いても、そこで終わる方が殆どです。
今取り組んでいること、一つ上の段階を目指してみるにはこの『守・破・離』のどの段階にいるのか、というのを考えてみると良いかもしれませんね。
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