
よく言われることに、
- 習った(教わった)ことはすぐ忘れる
- 自分で掴んだことは忘れない
のようなことがあります。本当でしょうか?
自分が本当に知らなかったことで教わった後に役に立つことは忘れないでしょう。例えば、小学生時代に習った九九や中学一年生の時に習った「This is a pen」を忘れた人はほぼいないと思います。
一方、高校時代に習った微分積分や関係代名詞構文などを覚えている人はその道の人でなければいないのではないでしょうか?

以上はちょっと極端な例ですが、会社に入って最初に先輩に教わったことはずっと会社員人生を送っていく上で教訓や指針になっている人、でも中堅社員時にちょっと使い方を教わったことなどはちょっと時間が経つと忘れたり。結構よくあると思います。
ある程度自分自身がその道に成熟してきたのであれば人に習うよりも人から倣う、もしくは自分で掴む方がモノになります。自分のものにするのには時間が掛かるでしょう。しかし、一旦身についてしまえばそうそう忘れるものではありません。頭で、というよりも身体で覚えているからです。

一方、分自身がその道に成熟してちょっとしたことを人から習うとその場はこなせると思いますが、後日それをやろうとしても出来ないことが多かったりします。元々あることが(偶々)出来ていた上にその教えてもらったことで出来ているのですが、後日になるとその元々出来ていたことが出来なくなっていて、教わったことの前提が狂っているためです。
もちろん、個人差があります。その個人差は本人にしか分かりません。というか、本人も認識はしていないでしょう。
ですから、人に教えたりアドバイスをする立場の人は相手の事を長期的によく考えて接するべきと思います。

教えてあげてその人が出来た時の喜び、というのは教える側の冥利に尽きます。一方でコーチなどに教えを実施することを強制されたことで短命に終わったアスリートやスランプに陥った人、メンタルが凹んでしまった人も多くいます。
コーチ、上司など、人に教える、支援する立場の人は相手の人生にまで責任をもって支援するつもりで接しないと逆に不幸にしてしまうこともあります。
教わる側の人は自分に合う合わないを判断するのは自分です。自分の身は自分で守るつもりで、教える人にとって都合の良い立場にならず、教える人を上手く活用するようにしましょう。時にコーチや上司の教えを聞かず自分の信念を貫くことのできる人が超一流になっていることが多い気がします。
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