コントロール、の意味
コントロール、は英語のControlから来ていてほぼそのまま使うことが多いと思います。
英語での主な意味は
・操作、制御する
・規制、抑制する
・管理、統制する
等になると思います。実際に使う時はメンタルをコントロールする、力加減をコントロールする。野球でピッチャーがコントロールが良い、といえば思ったコースに思った急速、軌道で投げられる、ということでしょうか。操作、制御する、という意味ですね。
To myself
メンタル、力加減を制御、操作する、は自分自身のことです。自分の気持ち、考え方、出力、スピードなど。ピッチャーのコントロールも自分の身体を思ったように使って、その結果思ったような球筋が投げられる。ピッチャーの場合、気温や湿度、風の影響で自分の身体をコントロール出来ても結果がそのようにならないことが多々ありますが。ゴルフはその最たるものです(笑)。
To others
規制、抑制、管理、統制では他者に対して、になりますかね。これらの言葉から思い浮かぶのは法律、ルール、規則など。場合によってはそれらから逸脱していないか監視者、など。私はあまり良い印象はないですね(笑)。
会社、組織では統制を図られるためにルールが出来ます。大きな組織になればなるほど細かいルールが出来ます。それは失敗や不具合、問題が発生した際にそれらを二度と発生させないためのルール。もしくは想定される問題を未然に防ぐためのルールです。大きな組織になると色々な価値観、考え方の人がいて同じ行動原理を期待するのは無理、というものです。ですのでルールを作り、それを守らせることで統制を図ります。その最たるものが法律ですね。車社会では昔に比べると安全に対してかなりの法律が出来上がり整備されています。車自身にも安全装備の義務付け、万が一ぶつかった際に被害を最小限にする車の形状。それらを操作するドライバーの継続的に維持されるべきスキル、道路では信号、横断歩道など。会社では階段を歩く際は手すりを持つ、など・・・。結局ルールや規則が一人歩きしてその背景や目的が分からないまま守らなければならない、という状況にもなるのでなんでこんなルールが・・・?と思うこともしばしばありますね。
コントロールする、しない?出来る、出来ない?
話が逸れましたが、本来コントロールというのは自分に対してするものであって他者に対してするものではありません。言い切って良いかどうかは分かりませんが、私はそう思っています。他者をコントロールしようとすると結局ルールを決める等して統制を図るしかありません。それではその他者が自分で考えて動くということがなくなり、思考原理は『ルールだから』のようになり、ルールがない環境、組織に行った時に対応が出来なくなります。かつ、『自分はルールを守っているのにあいつは・・・』という発想も出てきます。ルールならまだ良いのですが道徳的なこと、マナー的なことも知らない人に強要するようになってしまうとその本人が疲れてしまいます。ちょっと前に流行ったマスク警察なんかもその一例でしょう。
もちろん、悪いことをしている人に対して正してあげるのは良いことと思いますが、そればかりになると本人が疲れてしまいます。
コーチングの世界では良く『第三者の罠』と言われますが、クライアントが他人の言動、行動に不信を覚えて振り回されてしまうことに使われます。「〇〇があんなことをする」「□□のせいでこんなことになった」といった具合です。コーチングではその第三者に対してあなた(クライアント)が出来ることは何?といった感じにあくまでクライアント本人に焦点を合わせて行くのですが、一般的にも同じ話です。他人は他人。自分は自分。自分の出来ること、やるべきことにフォーカスしましょう。
他人はコントロールできない、自分はコントロールできる、です。これも自分のメンタル、気持ちをフラットに保つための考え方の一つです。コントロール出来ないものに自分の感情を揺さぶられるのはもったいないと思いませんか。
『過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。』
自分の内面、未来に焦点を当てていきたいですね。また、過去の事実は変えられませんが、その捉え方は変えられます。これはまたの機会に。
こちらでも軽く自己紹介しています。
⇒https://www.c-sagaseru.com/ross-isshiki
Twitterでも軽く呟いています。
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