
認知のゆがみ、ってご存じでしょうか?
心理学の分野をかじったことのある人ならご存じでしょう。
「認知のゆがみ」とは、物事を自分の考え方のクセに従って解釈し、客観視しづらくなっている状態です。認知のゆがみが強いと、自分の思考でストレスを抱えることもあります。
私自身は専門家でもないですし、詳しいわけでもないですが、コーチングを生業にしている関係上、知っておいた方がよい、ということで心理学の勉強をしたこともあります。

『認知』、別の言葉で言い換えると「価値観」ともいえると思います。その人が持つ絶対的な信念や経験上から来るその人なりの法則みたいなものでしょうか。厳密な定義は違うと思いますが、私はこのように解釈しています。
人は誰でも、意識していなくても何かしら、大なり小なり「認知」、「価値観」、「信念」があります。
- ルール(法律)は守らなければならない。
- お客様は神様だ。
- 嘘はついてはいけない。
- 目上の人は敬わなくてはいけない。言うことを聞かなければならない。
- 人に迷惑を掛けてはいけない。
- 努力をしなくてはならない。

上記はほんの一例ですが、若いころに教わったこと、仕込まれたこと、生活する上で、人とコミュニケーションを取る上で必要と感じていることもあるでしょう。
生業上、色々な方の悩みを相談として受けることが多いですが、その根本的な要因になっているのが『認知』です。上記のものとは違いますが、その人なりの『認知』があり、それが強すぎると苦しめる要因となっていることも多いのです。
私のクライアント、相談者様では、

- 上司は部下を育成しなければならない
- 仕事の成果を出さなければならない
- 部下のモチベーションを上げなければならない。納得感を持たせなければならない
ごもっともです。ただ、実際には本人がコントロール出来ないことも多いのです。部下のモチベーションが上がるきっかけは上司が与えることが出来るにしても、実際にモチベーションが上がるかどうかは部下の課題です。利益を出そうとしても物価高、為替など、一人ではどうしようもないことも多くあります。売り上げを上げようとしてもそれを購入するか否かは購入者の課題です。
その上で自分に出来ることは何でしょう?結果(相手)はコントロール出来なくても自分の行動はコントロールできることが殆どです。その行動を妨げている『認知』もありますが、その人の持っている『認知』が本人を苦しめている要因なのであれば少しずつでもその『認知』を変えていくことが必要です。

もちろん、簡単ではありません。その人が長い間持っているモノですから簡単には変わりません。それでも諦めずに少しずつやっていくしかありません。右利きの人が左でも同様に使えるようになるくらい大変でしょう。『継続は力なり』『べき乗則』を信じてコツコツとやれることをやっていきましょう。
話しが逸れましたが、『認知』ある程度必要なものではあります。ただ、それが強すぎると自分だけでなく周囲の人をも苦しめることになりますので「~しなければならない、~べき」ではなく、「~した方が良い」くらいに捉えると良いと思います。
また、自分にどのような『認知』があるのか、知っておくと自分を客観的に見ることが出来て、メンタルコントロールもしやすくなると思います。
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