タイトルについて考えてみましょう。
まずは一般論。どちらもそれなりな言われ方をします。
変化を恐れてはいけない。環境の変化についていかなければ生き残れない。変化を起こす人が勝者になる。などなど。
一方、
信念を曲げてはいけない。伝統を守る。ブレない心で諦めないでやり抜く。などなど。
以前の私の仕事場では、新しいことを行う部署の人、現状を維持する人、など役割が分かれていました。同じ手順でひたすら同じことを繰り返す役割。決して変化、変更を加えてはいけない。変更する場合は上司や顧客の承認を得て、しっかり履歴を残す。
一方、5年後、10年後の売り上げ、利益を残すための新しい技術を開発したり、顧客開拓をしたり。
その役割を長く続けることによってその人の価値観がそれに染まってくる気がします。
変化を起こすにはそれなりにリスクはあります。上手くいかないかもしれない。失敗するかもしれない。これまでの安定を捨てるのが惜しい、怖い。
コーチングを受ける人、というのは自分なりに変わりたい、と思っている方が殆どです。ただし、コーチングを受ければ変われる、と思っている人、コーチに変えてもらおうと思っている人はやはり効果は薄いです。まずは自分で変わりたいという強い気持ち、そのためのリスクを受け入れる覚悟、というのは必要です。コーチが強い気持ち、覚悟を支援しますが、これは一筋縄ではいかないことの方が多いです。過去の体験や価値観などで複雑に絡まった紐を順番に解いていく作業は必要です。本気の人であれば本気であるほどこの箇所に時間を割きます。成功イメージの醸成、メンタル上のケア、目標設定などにしっかり時間を割きたいところです。
それだけの腹を括ってしまえばあとは成功するのみです。失敗することはあり得ません。そのための行動を支援、伴走するのもコーチの役割です。
逆に変えなくてはいけない!と思い込んでしまうのもデメリットになることもあります。変えることの方が良いことが多いとは思いますが、変えるコトそのものを目的にしてしまっては良くないですね。
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