そういえば、『組織開発』についてあまり触れたことがなかったですかね・・・。
人の話しを聞くときに必ずこれに関係する話しが出てきます。もちろん、『組織開発』という言葉が出てくるわけではないですが、若い人なら上司、会社に対しての不満。経営者の方なら若い人、管理職に対しての不満。こういう話は酒のつまみになりやすいし、その場の安心感があれば吐き出すことでスッキリすることもあります。
酒のつまみにしている時は相手のせいにしていれば良いと思います。『現場のこと分かっていないんだよな』『自分の事しか考えていない』『もう少し良い言い方出来ないのか・・・』『ちゃんと全体像を放してほしい・・・』『言わなくても分かるだろう・・・』的な・・・。
酒のつまみとしては楽しいテーマですが、こういったものを改善したい、と思っている人も多いと思います。最近はそういった方向けに色々な手法が紹介されています。「チームコーチング」「KI」などなど。
自分の考えはKI方式に近いです。組織としてマネージャーが役割をしっかり果たす、ということです。当たり前なんですが、それが出来ていない組織が多く、それがメンバーの不満につながりモチベーションが上がらなかったり離職に繋がったりします。マネージャーの役割とはメンバーと思いや背目目(背景・目的・目標)を共有し、客や経営陣との間に立ってメンバーを守る、ということです。そうすると信頼関係がマネージャーとメンバーの間に出来るのですが、そのためにはマネージャーが価値観を変えなければならない、ことが殆どです。また、それを支援する上役(部長、役員など)の協力も重要です。
『KI』は”Knowledge Intensive Staff Innovation Plan”の略かと思いますが、私が勤めていた会社では”Kacho Ijime(課長イジメ)”などと揶揄されていました(笑)。マネージャーにとっては大変ですが、どんな管理者研修よりも実践的で効果があるかと思いますが、そこまで変わり切れないマネージャーも多くいたります。マネージャーは大変ですが、もちろん、メンバーにも大きな責任が付いて回り、やり切れれば大きな成長を得ることが出来ます。逆にマネージャーに頼り切りになってしまう人も出てきてしまうことがあります。メンバーの2極化が進みやすいのかもしれません。
『チームコーチング』は比較的最近出てきた言葉かと思います。その組織にコーチが入り、双方の歩み寄りを支援することでチーム力を向上していくものと思います。ですので、『KI』におけるメンバーの2極化をある程度防ぐことが出来るのかもしれません。
どちらが良いのか、もしくは他にもっと良いアプローチがあるのか。それは組織に寄ります。マネージャーの考え方、会社内での立場、メンバーそれぞれの個性、何年後かの組織の形などなど・・・。
組織の事で困っている方、是非お問い合わせお待ちしております。
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