日々生活していく中で誰かしらとコミュニケーションを取ることはあると思います。
家族、友人、ご近所の方々、同僚、先輩、後輩、良く行くスーパーの店員などなど。
その中でなんか合わない人っていませんか。普通に挨拶を交わすくらいであればなんとも思わないですが、そこから一歩踏み込んだ会話になった時になんか・・・。
(相手の言うことが)自分の価値観とは合わないなぁ、一言多いなぁ、などなど。そういう相手がいた時にどういう対応するか、というのも自身のメンタルコントロールとしては大事です。もちろん、自分が言いたいだけ、言うことで自分の立場をはっきりさせたい、自己主張したい、なんて人もいますが、これは論外。自分がそういう人に対して受け取る側に回ってしまった場合は大変です。受け取る側が受け取らない、などしっかり自分をコントロールする技術とそれをやり切るメンタルの強さが必要になってきます。
が、今回は逆パターンです。
実は自分が相手にそう思われていて・・・、ということはありませんか?相手の反応によってはなかなか気づきにくいし、気づきたくない、という心情があるかもしれません。
自分は相手に対して親切(相手のために)で言っている。その相手の反応をどう見るか・・・。
- 面倒くさい、と思っている。こっちのことを良く分かっていないのに何か言いたいと思っているんだろうなぁ。
- ありがたいと思っている。心に留めて自分に生かそうと思っている。
自分が合わない相手から何か言われた時にどういう気持ちになるか、考えてみましょう。
世間の名言集(?)の中では『言いにくいことも相手のためを思っている。こっちも言いたくないことを言ってあげてるんだから相手は真摯に受け止めるべきだ』などありますが、どういう受け止め方をするかは受け取り側の選択です。言った側はそれをコントロールすることはできません。クレーマー対応も一つの技術です。
立場上、嫌な事でも伝えなければならないことはあります。信頼関係が出来上がっていれば相手にも受け止めてもらえると思いますが、出来上がっていない、初見からそれほど時間が経っていない人に伝えなければならない場合はそれなりの気遣いが必要かもしれません。
まぁ、あまり考え過ぎると伝えることに対してビビってしまって適切なフィードバックも出来なくなってしまいます。所謂イップス、ですかね。
正解はありませんが、相手のことを良く(自分なりに)理解して言うのか言わないのか、言うならどういうのか。言わないのならどういう手段で伝えるのか(行動で?人づてに?)。そこから行動に起こしてみてどうフィードバックを受け取るか。実践するにはそれなりに気持ちの強さが必要ですし、試行錯誤が必要ではあります。
言わなければならない立場、例えば管理職、になったばかりの人、は悩むところだと思います。そういった経験からコーチングを学ぶ人も多いですし、管理職研修でもしかり、です。しかし、そのスキル使う前に自分自身をしっかり人間として成長させていなければ(自己基盤)そのスキルも生かすことは出来ません。
その自身の成長のためには例えばどんなことをすれば良いのでしょうか。私もシンガポールでいきなりの管理職経験時には研修も受けられず独学で学びながら実践&失敗で色々経験してきました。日本に帰国してからは組織開発の研修も受けたこともあり、自分自身が変わることが出来ました(他には変わらない管理職も多々いましたが)。こういった経験を少しでも伝えていけたらなぁ、と思っています。
コメント