よく色々な状況でメンタルが強い、弱いということが言われます。
ちょっと思うところもあったのでそれについてまとめてみます。
本を読んだり、Youtubeを観ると色々な方がメンタルについて語っています。ここでも色々な状況でのメンタルについて考えてみます。
会社で上司や先輩に叱責されてメンタルがやられる・・・
会社で上司に叱られて、などでメンタルをやられて落ち込んでしまう、ひどい場合は鬱病診断がなされ、会社に行けなくなる、という人がいます。同じように叱られる、指導されてもケロッとしている人もいます。
この場合、前者はメンタルが弱い、後者はメンタルが強いと言われたりします。果たしてそうでしょうか?この場合のメンタルは強い弱い、よりもその状況をどう受け止めるか、かと思います。
前者は真面目に受け取りすぎて自己肯定感が下がり過ぎてしまう、上司に恐怖を抱いてしまう、などなのでしょうか。結果的に体調を崩してしまう人もいます。後者は強いのではなくて鈍感なだけなのかもしれません。
先日、友人と話している時に話題になっていたのですが、昭和の時代は鉄拳制裁は当たり前、高校の部活動でも先輩からの理不尽な指導などなど・・・。この時代にメンタル不調になっていた人はいたのでしょうけど、あまり表に出てきませんでしたね。それらを当たり前と思っていれば(良いか悪いかは別にして)メンタル不調になりにくいのでしょうね。もしくは学生時代にこういう理不尽な状況を抜けてきた人は知らず知らずに免疫が出来ているのかもしれません。
Youtubeを観ていると元中日ドラゴンズの選手が星野監督の鉄拳制裁を面白おかしく話されていますが、私はちょっと笑えません・・・。
スポーツでのメンタル
スポーツを競技として真剣にやっているとメンタルという言葉とは切り離せません。楽しく健康目的として身体を動かしている分にはそれほど精神的に追い詰められることは少ないでしょう。
自分はゴルフで競技をしているので勝手に緊張しています。慣れである程度緊張感はなくなりますが、それでも気持ち的には平気でも身体がなかなかイメージ通りに動かない、ということが良くあります。
『イップス』が良く言われます。野球、ゴルフでよく聞きます。『イップス』はメンタル、という人もいますが、実際上級者であれば上級者であるほど『イップスはメンタルだなんて言うのは10年早い』という言い方をします。メンタルではなくて技術だ、という人もいます。
自分はゴルフでの所謂アプローチイップスです。周りにも結構います。競技ゴルフでも時折見かけます。先日ある競技で一緒になった方はグリーン周りはほぼウェッジは使わず、フェアウェイからならパターを使用されていました。
先日見たYoutube でメンタルについて話されていたのが自分的にちょっと響いたので紹介します。
14分56秒あたりから。自分には非常に響きました。集中力があるかないか。
14分00秒あたり。イップスについてちょっと触れられてます。
スポーツに限らず仕事でも同じですね。重要な商談、プレゼンは緊張します。そういう時も同じように考えられるでしょう。
周りの目、意見に対するメンタル
1.と近いかもしれません。最近はSNSなどで有名人でなくても誹謗中傷などがあったりします。プロのスポーツ選手であれば観客からヤジがあったり、ゴルフの試合では選手と観客が近いこともあって観客の嘲笑などが選手に聞こえてしまってそこからイップスになってしまう、というケースもあります。
4分55秒あたり。メンタルは技術、という表現をされています。ま、自分の内なる声に対して、ですが外から聞こえてくる、見えてくるものに対しても同じだと思います。
心理学的に・・・
メンタルと心理学を同じように考える人がいますが、似ているところもあれば違うところもあります。心理学を学べば自分のことを客観的に理解できるようになり、自分の思考原理、感情原理、行動原理を理解出来るようになります。それが出来るとある程度それらを自分でコントロールできるようになります。
私も良く触れる、
『人はものごとによって悩むのではない。その受け取り方によって悩むのである。(古代ギリシャ エピクテトス)』
”悩む”を”緊張する”や”感情的になる”に置き換えても同じです。そのものごと、結果、現象をどう受け取るか、というのが技術、というわけです。所謂メンタルコーチが伝えるのはこういった技術になると思います。ただ、長い習慣で身についている捉え方を変えるのは簡単なことではありません。ただ、その人の認知を変えることで”悩む”、”緊張する”、”感情的になる”を抑えることが出来ます。所謂、『認知行動療法』ですね。NLPも私はしっかり学んだことはありませんが、同じような事なのだと思います(違ったらすみません)。
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