最近Youtubeで現役を引退した人(プロスポーツなど、が主かな)との対談する動画を観ることがよくあります。
あの時のあの件の真相は?的なことが多いですよね。もちろん聞いていて面白いです。
また、それとは別に当時(昭和?)の理不尽な暗黙のルール、指導なども話題になることがあります。監督、コーチからの暴力や、下級生の役割など。
スポーツの世界では水を飲んではいけない、や身体を冷やしてはいけない、など。身体を作る、整えるのにもサプリメントが有効、というのも昭和時代にはなかったことです。
振り返って「あの頃はあれが普通だったよね?」で締めくくられることが多いです。体調管理、指導方法など、昭和時代とは積み上げられてきたものが違う、研究が進み正解が分かってきていますが(何年後かにはまた変わっているかも?)、逆に令和になってやりにくくなった、ということもあります。指導する側は指導する技術をしっかり身につけていなければならない、というのもありますし、世代間の価値観の違いでその人にとっての常識が通用しない、といったことも多々あります。
自分の常識が相手にとって常識とは限りません。自分にとって正しいことが相手にとって正しいとは限りません。自分の失敗を同じように相手に失敗させたくない、という気持ちも出ますが自分が失敗した時とは状況が違います。
『昔は良かった』『自分はこうだった』だけで相手に押し付けることはせず、じっくりと見届ける心の余裕が欲しいですね。逆に押し付けられる側も『一方的に時代が違うし』と切り捨てるのはなくて聞いて客観的に受け入れるかどうかを判断したいところです。暴力的なことは受け入れられませんが、根性論などは意外に役に立ったりすることがあります。100%お勧めするわけではないですが、理論的な進め方をする一方、そんな中にバランス良く根性論を取り入れていくと自己の成長に繋がります。ここでいう『根性論』とは『質』だけではなく『量』、のこと、と言うと伝わるかな?
人から学ぶ、教わることも重要ですが、それを本当に自分のモノにするのは意外に泥臭い鍛錬だったりします。人から学ぶ、教わるには『お金』の投資ですが(今は無料で得られるものもありますが)、泥臭い鍛錬は『時間』の投資です。泥臭い鍛錬はリスクはありますが、それを乗り越えると唯一無二のモノになります。本当に強い人はそれを乗り越えて身につけた人が多いですね。
『泥臭い鍛錬』=『刃を研ぐ』時間をしっかりとりたいですね。
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