人は普通、何かを成し遂げようとする時、立ち向かう時、自分の内面に変化が表れます。
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それは上手くいった時のイメージだったり、失敗したらどうしよう、などからくるプレッシャーや不安かと思います。前者であれば特に問題はないでしょう。成功の前触れだと思います。後者の感情が洗われる方がほとんどだと思います。もちろん、同じケースでも人によって良いイメージだったり、不安だったりすることはあるので人のアドバイスは意外に効果がないこともあります。
昨日、たまたま読んでいた本(実は漫画(笑))で見つけた言葉に『ハッ』としたのでシェアします。
『恐怖とは逃げるものではなく、それを味わう幸せを満喫すべきもの。』
『恐怖』というと若干大袈裟かもしれませんが(本当に大きなことにチャレンジしている人にとっては恐怖だと思います)・・・。
ゴルフの場合
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- このパット(50cm)を入れれば優勝、テスト合格。でも外したら不合格。下りのパットなので外れたら3パットがあるかも?
- この狭いホール(左右OB)のティーショット、真っすぐ飛べばチャンス。ちょっとでも曲がればOBで2ペナ。
- このアプローチ、寄ればパー。でもライが悪くてチャックリしそう・・・。もしくはトップして奥のOBに行っちゃうかも・・・。
こんな場合ですね。自分の技術に自信があったり、優勝、不合格などがチラつかなければ別段難しい場合でもないのかもしれません。
仕事の場合
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- このプレゼンが成功すれば大きな契約を獲得できる。昇格試験に合格する。成功しないと会社に損害を与える、昇格試験は不合格、指導してくれた先輩や上司に申し訳ない。周りから『あいつは不合格だった』とレッテルを張られる(と思ってしまう)。
- この業務を今日中にやらないと納入先に迷惑が掛かる(失注する)。でも残業規制が掛かっているので残業できない。何が何でも定時間内にやり切らないといけない。
よくある場合だと思います。プレゼンの準備、内容には自信がある。でも相手がどう受け止めるか・・・。この業務、普通にやれば出来るけど、何か割り込みが入るかもしれない。送信や報告含めて定時の1時間前には終わらせないと・・・。
野球の場合
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1.(ピッチャー):決勝戦、最終回裏、ツーアウト満塁。3ボール2ストライク。次に投げる球、ボールだと4ボールで押し出しサヨナラ負け。ストライクだと打たれるかも・・・。打たれたら監督、チームメイト、応援してくれている人に迷惑をかける、ガッカリさせる。
2.(内野守備):飛んで来たらホームに投げるか、ファーストに投げるか。処理しやすいボールが飛んできてほしい。なんなら飛んでこないでほしい・・・。もし飛んできてエラーしたら何を言われるか・・・。
3.(バッター)打たないとチームが負けてしまう。見逃し三振だけは出来ない。でも際どいところに来たら見逃すべきか、凡打でも振るべきか・・・。
観客として見ているだけでもドキドキする場面です。
どう対処するか?
正解は・・・? 分かりません。結果が出ればそれが正解なんでしょうね。
ただ、こういった場合、大体は自分で結果をコントロール出来ないことが殆どです。つまり、やってみないと分からない。
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ゴルフの1.の場合、入れるつもりで強めに打って入るかもしれないし、緊張で力が入って、ちょっと蹴られて大きくオーバーするかもしれない。下りなので距離を合わせたら強さで打ったら吸い込まれるように入るかもしれないし、ちょっとした芝目や凹凸で弾かれて外れるかもしれない。
他の仕事、野球、もしくはそれ以外の状況においても結果はコントロール出来ないのですが、その結果どうなるか、というところを想像してしまって負の感情が沸き起こることが殆どです。心当たりはありませんか?
結果はコントロール出来ない
であれば、どうするか。
ある程度気持ちの強さは必要です。これをメンタルが強い、というのかもしれません。
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結果は関係なく、自分のすることをしっかり決断して、それをやり切ることに集中することです。ゴルフ1.であればしっかり打つのか、距離を合わせるのか、どこに打ち出すのか、をそのためにどういうストロークをするのか。しっかり準備して決断することです。それによって生じた結果は受け入れる(しかありません)。それが一番自分のパフォーマンスを発揮できる方法です。入るかもしれないし、何か準備しきれなかった要素で入らないかもしれません。少なくとも自分が準備したことに対してやり切れたかどうかが大事ですが、それすらもすでに過去のことです。
万が一、良い結果出なくて周りの人がとやかく言うのかもしれませんが、それは一時的なものです。気にしないことです。未来を見つめて進んでいきましょう。
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『恐怖とは逃げるものではなく、それを味わう幸せを満喫すべきもの。』
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このように考えたら身体はリラックスでき、その状況を楽しむことが出来るのではないでしょうか。楽しめれば結果が成功であろうとなかろうとそのプロセスから学ぶことが出来、次に生かすことが出来ます。結果に拘ってしまうとそれに右往左往して学ぶどころではなくなってしまいます。それはもったいないですよね。
『過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる』
『人は物事によって悩むのではなく、その受け取り方によって悩むのである。 (エピクテトス)』
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この『受け取り方』がメンタルのスキルです。その目的は自分のパフォーマンスを上げるコト、それを発揮するコトです。同じ現象、環境をどう捉えたら自分のパフォーマンスを発揮できるか、その幸せを味わってみましょう!!
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こちらでも軽く自己紹介しています。⇒コーチ探せる、事業継承面門ネット、Truly App
Twitterでも軽く呟いています。
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