ちょっと思い出したのでここに記しておきます。

砂漠に一人になりました。持ち物は水筒があって水が半分ほど残っています。

この状態をどう思うでしょうか?

まだ半分も水がある。

もう半分しか水がない。

状況がはっきりしないので決められない、という人もいるでしょう。すぐ近くに水場があるならまだ半分もある、と思えるし、あとどれくらい移動すれば水場に辿り着けるのか・・・、ということであればもう半分しかない、と思いますかね。まぁ、そういうことを抜きにしても大抵の人は『もう半分しか水がない』と思うのではないでしょうか?

プロゴルフの世界で4大メジャーを取るような人はほぼ前者の『まだ半分も水がある』と思うのだそうです。F1のチャンピオンになるような人も前者だそうです。

一方、日本人はほとんどが後者の考え方のようです。この辺りは欧米人の狩猟民族と日本人の農耕民族のDNAが影響しているのかもしれません。肉食か草食かも影響しているかもしれません。

最近は日本人のアスリートも世界トップに躍り出てきているのでこれから変わってくるかもしれません。ただ、環境を日本ではなく、海外に置いている方がほとんどなので現地の価値観や考え方に影響を受けてまだ・・・、ともう・・・がバランス良くなっているのかもしれませんね。

この辺りは脳科学的にもある程度証明されています。自分のパフォーマンスを最大限発揮するには常に前向きに『まだ半分も水がある』の思想でいることが重要です。

逆にこれは私の持論ですが、守り重視の後者『もう半分しかない』的思考は安全にリスクを取らずアクションを取ります。なので、シーズン通して好成績を残す(予選落ちはしない、シードを取る、Aクラス入り)には安心できる戦略ですね。ファンからすると面白みがないかもしれませんが。

関係ないですが、この話、グラスに半分残っているワイン、でする方もいます。内容は同じです。

ちなみに会社ではほぼ後者で石橋を叩いて叩いて渡る感じです。イノベーションを起こすような仕事は前者であるべきでしょうね。

どちらを取るかは本人次第ですが、自分の実力、目標を見極めてしっかり戦略を立てたいですね。

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