ゴルフを趣味にしている人であれば分かるかもしれませんが、世の中にはレッスン書、スイング理論、新クラブなど、ゴルファーの腕向上に貢献するであろう多くの情報、知識などがあります。
歴は長いけど・・・
私自身、ゴルフは2005年あたりにアメリカ駐在に本格的(?)に始め、もう20年近くゴルフを趣味にしていることになります。ただ、これだけ新しいスイング理論、練習方法、クラブを使用していてもスコアはそれほど向上していません。もちろん、本当にゴルフを始めた時には130や140のスコアでしたが、今ではそこまでのスコアになることはありません。
ただ、ゴルフ初めて1年以内には100を切って、1.5年以内には90以下のスコアも出しています。そこから考えると、平均スコアはその時よりは向上しているものの、100近いスコアになることは今でもありますし、毎年ベストスコアを更新しているわけではありません。
基本的にどんなことでも経験を積めば、知識を得れば、練習を積めば向上していくことが殆どです。
仕事でも言われた仕事をこなしていればその仕事は容易になるし、こなすための時間が短縮したり、それが給料として現れたりするものです。
なかなか成長しない、というか結果が出ない・・・
ゴルフだけではないかもしれませんが、ゴルフはなかなか成長しません。
中にはもちろん、初めて1年で70台のスコアを出したり、すぐに対外競技で結果を出す人もいます。その差は何でしょうね?才能、と思ってしまうと思考が止まってしまうのでここではそうはしません。
色々なアプローチがありますが、今日はそのうちの一つを考察してみます。
2・6・2の法則
よく言われる(?)ことで、2・6・2の法則があります。
どんな組織、チームなどでもその中の20%の積極的な人、60%の普通の人、20%の消極的な人による構成になる、というものです。よく管理者は積極的な20%を引き入れ、消極的な20%を移動させたりして少しでも消極的な人を減らしてチーム力を上げようとします。
ただ、実際には積極的な人ばかりで構成した、と思っても今度はその中で20%、60%、20%になったりします。
ゴルファーも同じ、と考えることが出来ます。ゴルファー全体で20%、60%、20%、となると上位20%にプロゴルファーやトップアマ、シングルプレイヤーあたりも入るかもしれません。平均スコアは100あたりだと真ん中の60%に含まれると思います。
その上位の20%はどういう思考でゴルフをしているのでしょうか?真ん中の60%は?下位20%は?同じ思考をしていると思いますか?
私の周りでもトップアマの方、片手シングル、両手シングル、平均スコア100くらいの方々、では思考、もしくは発言が全然違います。
もし自分に向上心があるのであれば自分の周りを見渡して自分の目標になりそうな人と積極的に関わってみましょう。トップアマの方はプロと積極的に交流していますし、シングルの方はシングルの方で集まって一緒にゴルフをしていることが多いです。平均100くらいの人は自分よりも下手、未熟、初心者の方とゴルフをやっていることが多いです。あくまで私の所感ですが。
平均100くらいの人は恐縮するかもしれませんが、80台、70台で回る方と一緒に回ってみましょう。その際、ショットのキレや飛距離などを見るのではなく、振る舞い、リズム、積極的に会話をして考え方などを聞き出してみましょう。新しい発見がたくさん出てくると思います。
私は積極的に対外競技に参加したり、無理矢理(?)トップアマの方と交流していますが、見ているだけでも勉強になりますし、親しくなったら儲けものです。変に雑誌や動画のレッスンを見たりするよりもよほど自分のためになると思っています。もちろん、取り入れるかどうかは自分次第ですが。
まずはそこから、自分の環境を変えるコト、ですね。
Comfortゾーンから一歩踏み出してみませんか?
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