肩書

殆どの人には何かしら肩書、立場があります。

会社員、学生、主婦、といった一般的なものから警察官、部長、父親みたいなもの。はたまた、客、(選挙権のある)一般人、名古屋出身(肩書か？)などなど。もしかしたら、見た目(外観)もある意味肩書、というかその人のパーソナリティを示すものになり得ます。人を見た目で判断してはいけない、と思っていながらも・・・。

肩書は時として信頼を得るために有効ではあります。初対面の人だけど、〇〇社の社長、と言われると安心感があったり、警察官と言われると頼れたりします。見た目でも清潔感のある人、ちょっとズボラっぽく見える人では印象が違います。

話しが逸れました。

自分の肩書を考えてみます。相手と話す時に自分の肩書に頼った接し方をしていますか？そこにはその人の思い込みも入り込んでくることが殆どです、悪い意味で。

上司、コーチ：部下は上司(コーチ)の言うことを聞くべきだ。

父親：自分が稼いでいるおかげでお前ら飯食えてるんだ。だかた、自分(父親)の言うことは聞くべきだ。

客：お客様(自分)は神様だ。客の言うことは絶対だ。

納入先：毎月〇〇千万購入しているんだ。俺の言うことを聞けないなら来月から転注するぞ。

自分の肩書、立場を利用して、というかそれがないと相手と話しが出来ない、説得できない、というのはどうなんでしょう？肩書関係なく、その人自身のパーソナリティ、人格、品格があればどんな相手でも話しを聞いてくれます。相手の言うことの方が正しいことがありますが、それにも耳を貸すこともできます。

現代はモラハラ、カスハラ、パワハラなど、色々な表現で弱者側をかばう要素はありますが、

肩書、立場関係無しにどんな人とでもフェアに会話できる人格を形成出来ていたら素晴らしいと思いませんか。まずはスキルを活用して(自分を)騙し騙し、誤魔化し誤魔化しになるかもしれませんし、自分的に気分は悪いかもしれませんが、確実に自分のメンタルが強くなり、周りから信頼されるようになり、結果的に人格が形成された状態になります。