続きです。
ストーリーを作る。
メンターによっては一緒に考えてくれる人もいるかもしれませんが、基本、ここは自分で考えてほしいところです。ただ、そうは言っても初めてであれば難しいところではあります。なので、尚更会社の期待値、求められているところをメンターから指導を仰ぎたいところです。企業によってはその職制に見合った期待値が定義されているところもあると思うので参考にすると良いでしょう。一つ、二つ上の職制に求められるようなテーマになっていると良いと思います。ただ、現在の職位でそこまでやっていない、という方もいるでしょう。自分が上位の職制だったらこう考えてこう行う、というイメージを膨らませてあたかも自分で考えてやったかのようにストーリーを作れば良いでしょう。
このストーリ作成は全体の内でかなり重要なところです。ここでしっかり考えていないといざ資料を作った時、発表の練習をした時、他の先輩、上位職制にレビューしてもらった時に取り返しがつかないことにもなりかねません。
自己肯定感、という意味ではしっかり上位職制になり切って立ち振る舞っている自分をイメージすること。その際にどう考えて行動しているのか、どんな結果を出しているのか、と信頼できる先輩の背中を見ながらイメージすることが重要です。
というか、普段から常に一つ二つ上位の職制の立場で考えて行動しておくことが重要ですし、どんどん昇格していく人はそれが出来ています。ですので、ある意味、コバンザメのように先輩にべったりな人、というのはそこでうまく吸収出来ている者なのです。
資料を作ってみる。
資料を作ることに没頭しないで、発表する自分をイメージしながら、それに対する質疑応答をイメージしながら作っていくことが重要です。資料、ビラは綺麗に出来ているけど発表してみるとめっちゃ話しにくい、ビラを読むだけの発表になって感情が表現できなくなっては本末転倒です。
資料を作っている最中に色々な方が心配して資料を見てくれると思います。ただ、それぞれの意見を聞きすぎると全体の流れにそぐわなかったりバランスが悪くなったり、本当に言いたい事がボヤケテしまったりします。色々な意見を聞くコトは重要ですが、先輩は何か言いたい、という人も結構いるので無理矢理コメントしたりする人もいます。
信頼できるメンターがいるのであればその人を信じてそれ以外のコメントは上手く聞き流す気持ちの強さも必要です。
発表の練習をしてみる。
一通り資料が出来たら、ストーリが繋がったら自分で発表してみることです。誰に聞いてもらう必要もありません。それくらい早い段階で発表練習してみることが大事です。出来ればスマホなので録音して自分で聞くと良いでしょう。また、時間計測もしてみることです。
そうすることで伝えたい事の絞り込みが出来てきます。ただ、何を伝えるべきか、がしっかり腹落ちしていないと結構危険で、暴走してしまうことにもなりかねません。なので、最初の『ストーリーを作る』のところでしっかり腹落ちしていることが大事なのです。また、腹落ちしていないことに気づくためにもなるべく早い段階でここまでやってみることが肝要です。早く気づけばそれだけ早く修正が出来ます。
ぶっちゃけ、どれだけトライ&エラーを繰り返すことが出来るか、で勝負が決まると思ってよいと思います。特に初めての係長格の時は・・・。
ある程度慣れてきたら本当の本番を想定してやってみましょう。上手にプレゼン出来ている自分、うんうん、と聞き入ってくれている聴衆をリアルにイメージしましょう。
ただ、質問を多く想定するのは良いのですが、それらを全て資料に取り込むのはやめておいた方が無難です。
誰かに聞いてもらう
本番数週間前になったら他の人にも聞いてもらいましょう。職場によっては職場で発表練習会のようなものを設けてくれるところもありますね。
数週間前には指摘されたところで大きくストーリを変えることは出来ません。資料のブラッシュアップ、発表方法のブラッシュアップに専念できるよう、これ以前にしっかり作り込んでおくことが重要です、しつこいですが。
資料、発表練習に対して色々厳しい指摘もあるかと思います。それらはメンターと共に軽く聞き流すことも重要です。根拠があろうがなかろうが、自信を持つこと、自己肯定感を上げる時期です。そちらに集中しましょう。
また、当日のアセッサーが分かると良いですね。普通は当日まで分かりませんが、スケジュールで予想したり、も出来ます。もし分かればその人の部署や職制、役割でどんなことを期待するか、がある程度イメージ出来ます。本人がなかなか難しいでしょうが、経験豊富なメンターであればそういった面もケアしてくれると思います。
本番前日、前夜
やれることは全てこの前までに済ませておきましょう。
とにかくリラックスして自信を持って臨みましょう。その自信に根拠は全く不要です。自分で思い込むことです。『出来る出来る、自分は出来る』と念仏のように唱えて、前夜寝る時もとにかく良いイメージ、自信を持って発表している自分、質疑にスラスラ応えている自分をイメージし、潜在意識に刷り込んでしまいましょう。その時の自分はどんな表情をしていますか?どんな服装をしていますか?どんな姿勢ですか?徹底的にイメージを作り込んでおきましょう。
不安があって眠れない、ではなくて安心感しかなければ自然に寝付けます。
『敗者は不安が解消されることをする。勝者は目標が達成されることをする。』この場合、勝者は前日にはどんな行動しているでしょうか?何を考えているでしょうか?
昇格前試験、研修をテーマに述べてみましたが、他のどんなことであっても自己肯定感を上げる、という意味では同じです。結構、根拠もなく『自分は出来る』とは思えない人は多いです。自分もそうです。であればそのためにしっかり準備をする、ということも考えてみてはどうでしょうか。実際には根拠がなくても思い込めば良いのですが、『自分は出来る』と思い込むための準備、と考えても良いでしょう。こういう習慣が身についていけば自然に自己肯定感は上がってきます。
私も過去の経験を踏まえて、現在自分を変えたい、と思っている方をコーチ、メンター、カウンセラーとしてサポートさせていただいています。目標はあるのになかなか変われない、続けられない、という方、是非一緒に取り組んでみませんか。お気軽にお問い合わせください。
こちらでも軽く自己紹介しています。⇒コーチ探せる、事業継承面門ネット、Truly App
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