何か目標を達成したり、なりたい自分になるために努力は必要かと思います。恐らくこれに反論する人はそうはいないでしょう。その努力の仕方について・・・。
良く語られるのがその努力の質と量について、です。
昔は良く、努力についても量が語られました。ゴルフではトラック1杯分の球を打て、受験勉強は寝ずに勉強しろ、などなど・・・。若干、根性論的な要素もあったかもしれません。
最近は色々な技術論が出てきて、効率を求めた努力の仕方が求められます。特にレッスンの広告や宣伝、動画のサムネやタイトルなどでは『これだけやれば一流に!』『動画解析で効率よく実力アップ!』のような謳い文句が多くあります。なので、泥臭い努力よりも最新の技術や機器、ノウハウを使って効率よく上達しよう、という風潮が多いですね。
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量の努力
昔は『努力』と言えば『量』だったかと思います。他人よりも一回でも多く、一本でも多くこなすのが勝つ秘訣のような。確かに他の人と同じ内容の努力であれば量が多い方が勝つ気がします。『心・技・体』で言うところの『体』を強くするには『量』をこなすのが一番なのかもしれません。『体』が出来れば『技』を磨く体力が付く。『体・技』が身に着けば不安がなくなり『心』が強くなる、とは中日ドラゴンズの元監督、3度の3冠王を取った落合博満氏の言葉です。
一つ勘違いして欲しくないのは、量をこなそうとして身体を壊しては元も子もない、ということです。仕事も残業すれば良い、というものでもありません。身体を壊す直前で止めてしっかり休むことが大事です。
質の努力
色々なノウハウが溜まり、研究が進み、技術を向上させるための方法がかなり科学的になりました。それによって自分の弱いところを見極め、それを強化するための合理的な、効率的な練習をします。また、食べ物、飲み物に加えて効果的にサプリメントなどもあります。
昭和時代に量の努力をしてきた人からするとアンドロイドを作っているように感じるかもしれません(笑)。
ただ、質の良い練習をしているから量する必要がない、と考えてしまうのはどうでしょう?その練習の『質』がその人にとって良いかどうかは『量』をこなさないと分からないかもしれません。人に言われた効率的な練習だけで成長出来るとすれば元々のレベルが高くなかったのかもしれません。
超一流になる人の努力
どんな世界でも超一流になる人は新しい風潮をしっかり取り込んで、その上で『量』の努力をします。そして自分に合う合わない、目的に沿っているかどうかを見極めて取捨選択します。
人がやっていない努力を『量』こなしているのだから自分に対して自信が付きます。それがメンタルを強くしている部分もあると思います。
まとめ
昨今や昭和、平成の時代以上に技術、考え方が進化、多様化しており、本当に自分に合うのはどれなのか、と見極める力が必要になっています。人のアドバイスは大事ですが、それだけに頼らず自分なりに咀嚼して取り込む癖をつけたいですね。
自身が変わりたい、変わると思っているのであればそれなりに量をこなす覚悟は必要になってきます。一人で行うのは不安があっても伴走者がいれば心強いものです。それが本来のコーチの役割です。
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