私自身、よくメンタル強いですね、と言われます。また、メンタル弱いので強くなりたい等相談を受けることがあります。
メンタルって?と個人的には思うのですが、私自身は二つあるかな、と思っています。
捉え方が上手い
一つは目の前の現象に対して自分にとって都合の良い捉え方を出来る、です。基本的にポジティブ、前向きな捉え方が出来る方です。
過去のブログでも触れたことがありますが、『人はモノゴトによって感情的になるのではない。その捉え方によって感情的になるのだ』
例えば、仕事でミスをして落ち込んでいる時に「あ~ぁ、やってしまった。俺って駄目だなぁ」と思うのか、「まぁ、仕方ないか。次頑張ろう」と思うのか。非常に単純ですがこれだけでも違うのが分かるのではないでしょうか。前者と後者、どちらがメンタル強そうに思えますか?
単純に『失敗』という現象から何を得るのか、無理矢理にでもポジティブに捉えるだけで違ってきます。
これは、後天的に作り上げられます。何事も否定的ではなく、前向きに捉える様に実践してみることです。
- 「雨か、嫌だなぁ」⇔「最近買った新しい傘を使える!」
- 「クソッ!なんでこんなところにバナナの皮が落ちているんだ」⇔「これで今日の厄払いが出来た!」
- 「あの店員、態度悪いなぁ」⇔「よし、あれを反面教師にしよう!」
などなど。日常、色々イライラすることがありますが、それを無理矢理前向きにとらえてみませんか。
集中力がある
二つ目は集中力です。何か緊張しやすい人は自分でメンタルが弱い、と思っているかもしれません。緊張して上手くプレゼンできなかったり、とんでもないミスショットをしてしまったり・・・。
(その人なりに)準備万端で本番を迎えたとしても何かしら不安はあるものです。上手くいかなかったらどうしよう?打った球が右に行ってしまったらOBだ、もう少し強く打った方が良いかな、などなど。
『集中力がある』というのは本番で実際に行動を起こす前にやり切ることを全て決めてそれに対して一切ぶれずに最後までやり切ることです。上記のように不安が出てくる、と言う人は準備万端で決断をした行動に対して集中出来ていない、ということです。
この集中力を上げる、言い換えれば自分を信じるためには色々方法はあります。
事前に100%、いや200%の準備を行う。自分を信じ切れるまで自分を追い込んで準備する。もしくは意識しなくても潜在的に身体が動くようになるまで練習する、などです。
また、結果に右往左往せずに自分のやり切ることに集中し、過程に対して自分を認める、などです。例えば、ショートパットが外れたとしても「よし、ちゃんと自分のイメージ通りパットできた!ただ、芝で変な曲がり方しただけだ」などです。
はたまた、根拠はなくても『自分は出来る!!』と出来ている自分を明確にイメージすることです。所謂『アファメーション』でいうところの『エフィカシー』ですね。出来るからそう思うのではなく、そう思うから出来るのです。
負けず嫌い
おまけでもう一つ。
『負けず嫌い』な人も結果的にメンタルが強い、と思われるかと思います。上手く説明できませんが、負けたくない、勝つために事前の準備をしっかりして、勝負事に対して自分でモチベーションを上げられる人だと思います。
自分の実力を棚に上げて『絶対に勝つ!!』と思っている人とまぁまぁ実力はあるけど『まぁ、勝てなくても仕方ない』と思っている人、どちらが勝ちそうですか?
負けたくないんだからそのための準備をするし、勝負途中不利になっても最後まで諦めないし、その結果、それなりの結果が付いてくるわけです。
ただ、この『負けず嫌い』の価値観を他の人(部下など)に押し付けようとするとなんちゃらハラスメントっぽくなってしまうこともあるので注意は必要です。
まとめ
メンタルについてちょっと触れてみました。
会社で精神疾患を患ってしまった人とスポーツでイップスになってしまう人はその原因は違いますが、大きく分けてこの二つ(プラス一つ)を使い分ければ対処できます。
一番良くないのは『自分はメンタルが弱いんだ』と思ってしまうことです。どうせ思うなら根拠はなくても『自分はメンタルは強いんだ』と思いましょう。
スポーツでイップス気味の人は「メンタルが・・・」と思うのではなくて「まだ技術が足りないんだ」と思った方が努力のし甲斐がありませんか?
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