努力型の人、と言えば良い風に聞こえます。
どんな天才、才能がある、と言われている人でも結果を出している人は陰では物凄い努力をしています。そういう方は努力しているところを人に見せないようにしている人が多いですね。スポーツ選手であれば現役中は練習しているところは見せない、練習嫌いで通す。引退してから「練習は嘘をつかない」と言っていたり(笑)。
ここで触れたいのはそういう人ではなく。努力、というか、頑張っている人。更に、頑張っている割にはあまり成果が出ない人。実は結構いたりします。
逆に、あまり成果が出ないが故に頑張っているところを人に見てもらいたい、認めてもらいたい人、です。
職場では遅くまで残業している人。普通の企業では1日8時間の労働時間があります。工場勤務の方であれば必要な生産量によってその日の勤務時間が決まります。定時で終わることもあれば今日は残業2時間ね、みたいな職場の人もいます。
オフィスでの業務であれば自分の裁量で仕事を進める方がいますが、同じような仕事であっても定時で帰る人、夜10時まで仕事する人がいます。どちらの人が成果が出ているか、というと結構定時で帰る人の方が成果が出ていることがあります。もちろん、突発で、緊急で残業しなければならない日もありますが、成果が出ない人というのはなんとなく毎日遅くまで頑張っているように見えます。まぁ、残業代を稼ぎたいがためにゆっくり仕事している人もいますが・・・(笑)。
営業職の人ではお客さん、見込み客のために週末も返上して仕事している人もいます。お客さんの都合もあるので勤務時間が決めにくいこともありますが、アポを入れまくって気が付いたら休んでいない、みたいな。
頑張ること、努力することは尊いです。
ただ、上記のような頑張り方をしている人にはデメリット、というかリスクもあります。それを本人が気づいていないことが一番のデメリットなんですが。
そういったネガティブな要素をいくつかここで挙げてみます。
- 気が付いたら体調に異変を来している。自分で抱えて頑張っているので休んでも周囲の人がサポート出来ない。
- メンタルダウンしやすい。努力しているのに成果が出ない、ことに対して自己肯定感が下がりやすい。また、周りの人に認められない時。
- 自分が管理職になった際に頑張ることを部下に強いてしまう。
- 後任、後輩が育たない。自分の努力を体系化して他の人に委任出来ない。自分が昇格した時に後を任せられる人が育っていない。
- 努力していない人、頑張っていない(残業しない)人を評価できない、認められない。根性論に落ちやすい。
- 周りが努力していないとそれに流されやすい。気が付いたら差がついてしまっている。
成果、結果を出している人、というのはあまり頑張っている感を出しません。何故でしょう?仕事において、(自分もそうでしたが)仕事以外の時間で自分にとって身になることに時間、お金を投資しています。結果的に仕事において結果、成果が出ていると。一つの仕事に没頭しすぎると視野は狭まり、応用が利きにくい。所謂、『刃を研ぐ』ことが出来ていません。仕事は自分を成長させるもの、ではなくてあくまで(給料を得るための)作業になってしまっています。
結果は同じでもどうせなら自分を成長させるように仕事をした方がよくないですか?
自分の思惑(給料?成長?)と会社/経営者の思惑(低給料で高成果?)を自分なりに解釈して良いバランスを取れるようになりたいものです。どちらか一方に寄ってしまうと良いことはありません、私の経験上・・・。
私も過去の経験を踏まえて、現在自分を変えたい、と思っている方をコーチ、メンター、カウンセラーとしてサポートさせていただいています。目標はあるのになかなか変われない、続けられない、という方、是非一緒に取り組んでみませんか。また、簡易的なメンタルサポート、レッスンも始めました。詳しくはこちらをご覧ください。
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