ちょっと前にもこのタイトルで触れたことがあるのですが(⇒こちら)、ちょっと違うアプローチで考えてみます。
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多様性を受け入れる
最後は『多様性を受け入れる』ということで締めたのですが、その『多様性を受け入れる』とはどういうことでしょうか?多様性を・・・、というくらいなので自分自身とは異なる考え方、価値観である、という前提です。
よく、理想の異性は?結婚相手は?と問われた時に『同じ価値観の人』と回答する様子が見られます。基本的に同じ価値観の相手であれば意見が衝突することはないのでしょうか?イライラすることはないのでしょうか?何から何まで全てが同じ価値観ということは余程ないと思いますが、もしそうなら完全なクローン人間なのかもしれません。
長い間一緒に、同じ屋根の下で生活している人でも同じ価値観になるとは限りません。
受け入れ方
多様性の受け入れ方も色々あります。
価値観の合わない人に会った時、自分とは違う考えを聞いた際に『なるほど、そういう考え方もあるか。』と、ここまでは思うでしょう。この後ですね。
『その発想はなかったなぁ。取り入れてみよう。』『新しい気づきだなぁ』『ちょっと受け入れられないな。距離を置こう・・・』
前の二つの様に好意的に捉えられると良いですね。その場合は特に意識しなくても受け入れらることでしょう。相手に対して尊敬の念も出てくるかと思います。
一方、3つ目の場合。距離を置けるのであればそれに越したことはありません。以降、関わらなければ心を惑わされることはありません。しかし、そうもいかない場合もあります。職場の同僚、上司、部下であったり、近所の自治体でしょっちゅう顔を合わせなくてはいけなかったり。
そういう場合はどうしますか?幾つか提案してみます。
受け入れられない相手の場合
その人の良いところを探してみる
いくら受け入れられない人であっても何から何まで、ということは余程ないと思います。価値観の合う人、と思っていた人に『ありえない!』と思ってしまうところがあるように・・・。初見の印象は結構後々まで引っ張りますが、近すぎず、遠すぎずな距離感からその人を観察すると結構良いところが見受けられるものです。最初の印象が悪かっただけにその意外性とのギャップから大きく印象が変わってしまう可能性があります。好きになってしまうかもしれません(笑)。
自分へのトレーニングだと思ってみる
価値観の合わない人、苦手な人への接し方のトレーニング、訓練だと思ってみましょう。メンタル面のトレーニングにもなりますし、人との関わり方、コミュニケーションのスキルが身に着きます。海外であればその文化を学ぶきっかけにもなります。年が立って自分が違う立場になった時に必ず生きてきます。
反面教師として参考にするのも良いですね。自分はあぁはならないぞ、と。
徹底的に避ける
毎日顔を合わせざるを得ないのですが、敢えて徹底的に避けてみます。ただ避けるだけでは心が疲弊してしまいます。なので徹底的に避けます。会社であれば退社、転職。自治体であればその地域からの引っ越し。まずはそれをイメージしてみましょう。
- 転職、引っ越ししても結局合わない人はいるのでは?
- 転職、引っ越しするための必要な準備に集中する。貯金、スキルアップ、天職探し、など。
自分の立場上、可能であれば排除することもできるかもしれません。会社であれば別の部署に異動させるとか・・・。
発散する
この方法、私は好きではありませんが・・・(笑)。
例えば、あるお店に買い物や飲食に行った際にそこの店員の態度に腹が立つことはありませんか?『俺は客だ』という立場を活用して強気に出れるので言いたいことを言えます。それでスッキリすることもあります。帰宅後、口コミサイトなどで吐き出す手もあります。
まぁ、これは『受け入れた』ことにはならないですし、むしろ自分の正義感、価値観の押し付けかも知れません。もしかしたらあなたは店員からすると客としてみなすことのできない相手だったのでそういう態度を誘発してしまったのかもしれません。という仮説からすると実際には何も解決していません。
まとめ
『受け入れ方』と言いながら受け入れない方法にも触れてみました。それでお互いにWin-Winになるのであればそれが一番良いと思います。ただ、このブログを読んでくださっている方は何かしら自分を変えるためにきっかけを探していらっしゃる方が殆どです。そういった方のヒントの一つにでもなれば、と私の引き出しの中から幾つか紹介してみました。その方法論そのものが合う合わないがあります。合わなかった場合、こういった方法論を受け入れることが出来ますか??
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