人とコミュニケーションを取ることは誰しもあるのですが、その目的は様々です。

自分のことを知ってもらいたい、この商品の良さを知ってもらいたい、成長してもらいたい、相手の力を貸してほしい、気分を回復してもらいたい、相手のことを知りたい、良好な関係を築きたい、などなど・・・。

そのコミュニケーションのために活用するのがタイトルにある『みる』と『きく』です。何故こんなことを突然言うかというと、先日、初対面の方と話をする際に(その人に対して、ではなくて)色々感じたことがありました。それまでの自分の周りにはそういうタイプの人はいなかったので、ちょっと新鮮でした。

『みる』

みる』と敢えて平仮名で書いているのは『みる』にも色々あるからです。見る、観る、診る、視る、看ると、『みる』と入力して変換候補を見るだけでもこれだけあります(笑)。英語でいうとsee、watch、look、observeなどがあります。相手の方と会話する時に使う『みる』はどれでしょうか?恐らく第一印象は「見る」、話しが進んでいくと相手のことを理解しようとする「観る」や「視る」。大事なのは後者の方です。相手が何を求めているか、というのは「見る」だけではなく心の中を「視る」必要があります。なんなら「看る」かもしれません。相手の人がもっと話したがっているのか、知り(聞き)たがっているのか、そろそろ話しを切り上げたいのか・・・(笑)。また、相手の反応をしっかり視ながらこちら側の対応をしていくことでより良い関係が築けます。

相手がそろそろ出ないと次の地に、と言ってから話を続けて引き留めたり、相手がそわそわしているのを感じられないか、なんとなく愛想相槌を打っているのか、などを診て対応したいですね。自分の場合は相手が自分のことばかり話しているとうんざりするんですが、なるべくそれを表情や態度に出さないようにするのでかえって調子づかせてしまうのかもしれません(笑)。

『きく』

きく』も同様に聞く、聴く、訊くなどがあります。英語ではlisten、hearなどがあります。相手のことを真に理解しようとすると『聴く』ですね。

相手もこちらが『聞いて』いるのか『聴いて』いるのかは『診て』いると思います。

「7つの習慣」での第5の習慣として「理解して理解される」があります。自分のことを理解してもらうためにはまず相手のことを理解する必要があります。そのためには『聞く』だけではなくて『聴く』ことが必要です。また、『聴く』ためには自分自身が強くなければいけません。自分の考えと反対のことを言われたりした時にも話を折ったり、自分の話にすり替えたりせずに最後まで『聴いて』相手のことを理解することが大事です。理解して初めて相乗効果を出せるところを見いだせたり、信頼関係を築くことが出来ます。ただ、意外にこれが難しくて『聞く』ことを自分の話をするためのネタ探しにしている人が多いです。私はそういう人は苦手ですね~。

組織にいると周りにそういう人は意外に多いんじゃないでしょうか?1on1をやってくれるものの上司が一方的に話て終わった、とか。話が逸れましたが、そういう人を相手にしなければならない時、これも一つの悩みじゃないでしょうか?

『はなす』

『はなす』は『みる』と『きく』が出来てから、なのですが、まず「はなす」ことをしたがる人、が上に書いたような人です。そういう人を相手にしなければならないことはありますが、自分をそうならないようにしたいですね。『はなす』スキルって意外にそれほど重要じゃなく、『みる』と『きく』が出来ればその流れに任せれば程よい『はなす』が出来て、良い信頼関係が築けます。

まとめ

色々述べましたが、結局色々なタイプの人がいます。苦手なタイプを如何に受け流すか、というのはメンタルを維持する上で重要なスキルです。そのためには自分がどういうタイプなのか、自分がどういうタイプが苦手なのかを知っておくと良いと思います。

また、『はなす』『きく』も相手の本心の目的まで理解しきる(仮説を立てる)と自分にとって不利になりにくいと思います。例えば、営業電話/トークでもその人が(目の前の)営業ノルマを達成したいのか、長期的な関係を築きたい(客の幸福に本気で貢献したい)のか、など。その相手の本心の目的に対してこちら側が適切な対応が出来ると良い信頼関係が出来て、自分のメンタルゲージも増えるでしょう。

私も過去の経験を踏まえて、現在自分を変えたい、と思っている方をコーチ、メンター、カウンセラーとしてサポートさせていただいています。目標はあるのになかなか変われない、続けられない、という方、是非一緒に取り組んでみませんか。お気軽にお問い合わせください。

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