今日はメンタルをコントロールスキルについてちょっと触れてみます。

交流分析

こちらでちょっと触れた、ドライバーや禁止令について。交流分析という心理学でドライバー、禁止令と呼ばれるものがありますので紹介しておきます。

ちなみに交流分析、とはアメリカの精神科医エリック・バーン博士によって創始された(1957年)パーソナリティ理論の一つです。人間の変化と成長のための心理学論と技法として発展してきました。

ドライバー?

ドライバー?運転手?1番ウッド?工具?ですが、交流分析の世界では自分を駆り立てるものを『ドライバー』と呼んでいます。親が子供のしつけをするのに、「ごはんは残さず食べなさい」「お行儀良くしなさい」などと言ったりします。それ自体は悪いことではないし、必要なことです。ただ、その考え、気持ちが強くなり過ぎた時に、またそれによって上手くいかなかったときに人は大きな挫折感を味わったりします。以下の5つがあります。

①完全であれ

②もっと努力せよ。

③強くあれ。

④人や世間を喜ばせよ。

⑤急げ。

詳細は触れませんが、これらの言葉でどういうものか想像つくんじゃないでしょうか?人はこれらのドライバーに駆られて行動している時は活き活きしています。ドライバー行動が失敗すると・・・。

人によってどのドライバーが強いか、は異なります。「プロなんだから・・・」「努力は必ず報われる・・・」「お兄ちゃんなんだから・・・」「時は金なり」など、色々な躾、教え、偉人の名言などを信仰しすぎるとこれらのドライバーが強くなりやすいですね。カウンセリングする時はそのクライアントさんの奥底に(本人も気づいていない)ドライバーが引っかかっていないかを探ります。気持ち的に疲れた時はこれらのドライバーが引っかかっていないか、自分に問いかけてみましょう。また、逆に成功するためにはこれらのドライバーが良い意味で必要になります。

禁止令

禁止令もドライバーと同様、子供のころの信条や人生脚本に組み込まれた非言語のメッセージです。12個あります。

①存在するな。

②男(女)であるな。

③子供であるな。

④成長するな。

⑤成功するな。

⑥何もするな。

⑦重要であるな。

⑧属するな。

⑨近づくな。

⑩健康であるな。

⑪考えるな。

⑫感じるな。

です。一見、メンタルには関係なさそうな気もします。しかし、自分自身にはどの禁止令が強いか、というのを知っておくとそれに対して自分をコントロール出来る気がしませんか。興味がある方は一度検索してみたり、関連の記事、書籍を読んでみることをお勧めします。もちろん、私に聞いてくださってもOKです(笑)。

これらをまとめると・・・

今の自分があるのはこれらのドライバー、禁止令のおかげ、守られてきたところもあります。ただ、何か新しいことをやろう、挑戦しよう、自分自身を変えよう、と思った時にはこれらに妨害されることもあります。非言語ですし、目に見えないモノ、自分にとっては当たり前のことなのでなかなか気づきませんが、自分の思考原理、行動原理を探ってみるとこれらのうち何かしらの特徴があるでしょう。それを知って少しずつでも(敢えて)変えてみることで新しい自分を見つけることが出来ます。また、弱い自分を認めて気分的に楽にもなります。それによって結果的にメンタルが強い、と思われるようになるでしょう。

交流分析を勉強するともっと色々なところでメンタルに関わってくる、ということが分かってきます。自分を知る、という意味でも勉強しておくべきことの一つかと思います。

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