中間管理職の辛さ⑤

ここまで数回に渡って中間管理職の辛さを語って(？)きました。タイトルはそのままにしておきますが、今回は中間管理職の楽しさに触れてみたいと思います。

中間管理職って楽しい？

中間管理職をやっていて嬉しいこと、楽しいことはどんなことがあるでしょうか？なんか、パッと思いつかない・・・。やはり人間はネガティブなイメージが先行してポジティブなイメージはなかなか空いてきません。私の癖でもあるのですが。

話は逸れますが、やはり何にしても常にポジティブなことをイメージする人の方がハイパフォーマンスで結果を残せます。ネガティブ思考の癖、ネガティブじゃなくても常に(最悪の)失敗を避けるための策を考える癖を持っている人(多分、管理職には多いのでは？)は積極的にポジティブなこと、成功するための策を考える癖をつけるようにすることをお勧めします。これは一つのメンタルコントロールの技になります。

中間管理職のメリット

思いつかなくても(笑)、無理矢理考えてみましょう。

・目をかけていたメンバーの成長を実感できた時。

・大きなプロジェクトを無事終えた時

・自分の成果を認められて昇格のチャンスを得た時

大きなプロジェクト完遂を評価されて少ない枠の昇格要員に選ばれた時、昇格したいかどうかは別にして自分がやり切った仕事の評価された時も嬉しいですよね。昇格したら昇格したで次の辛さがあるかもしれませんが、『神様は乗り越えられる人にしか試練を与えない』です。

・仕事の裁量を自分で決めれること。

これは賛否両論あると思います。担当者時代は残業規制などで自分の仕事をやりたいように出来なかったこともありますが、管理職であれば労務管理を人にされることはありません。健康管理時間、として会社内にいる時間などを監視されていることもありますが、自分で自分を管理できる、という前提で残業しても休出しても良いです。逆に平日の昼間に仕事をしてなくても良いです。メンバーは日中仕事しているところではサボっているように見えるでしょうけど(笑)。ま、これを逆に利用されている管理職の方が多いかもしれませんが。ただ、経験上、出来る人ほど残業時間で管理されるよりも自分ペースで仕事をしたい、と思うものなのでここではメリットとしておきます。

・関わる人の相手のレベルが上がる。

取引先や顧客、納入先と面会する時、先方は会社代表と捉えます。これは担当者でも同じですが、名刺に管理職とわかる肩書がついていると先方は決断ができる人、と捉えます。従って、必然的に先方も上位職制の人が相手になってきます。私も取引先さんと面会する時、先方は役員や社長の経営者。納入先が相手の時でもVicePresidentクラスの方と普通に折衝、議論していました。自分のレベルも引き上げられますし、見える世界が変わってきますね。自分は元々技術者でしたが、管理職なって以降、ビジネスマンになった、という気がしたものです。

・給料が上がる

管理職だから、というわけでもないですが、昇格すれば給料は上がりますね。ただ、基本的に管理職では非組合員になります。会社の状況に応じて給料はともかくボーナスは大きく変動しますのでインセンティブのように感じてやる気が出るのではないでしょうか？

一通りメリットを考えてみて・・・

どうでしょうか？

デメリットと表裏一体のものもありますが、探せばメリットはまだまだあります。自己肯定感が上がりますし、周りからも認められます。ただ、権力が上がる、権限が増えるというのもメリットですが、勘違いしてしまっては大きなデメリットにもなってしまいます。要は本人の人間性、自己基盤が出来上がっていればメリットは非常に多く、出来上がっていないと辛いものに感じるのかもしれません。

どうせなら楽しみたくないですか？このブログには楽しむためのヒントがたくさんあります。事実や感情をどう捉えるかで管理職を楽しいものに出来ますし、自己の将来を明るいものにすることもできます。

世の中の中間管理職の方々が楽しい会社生活を送れますように・・・。

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